「安定して配当金を貰い続けたい」
「高配当株に投資をしたい」
「どんな銘柄を買えばいいか分からない」
このように悩む人は多いのではないでしょうか?
高い配当利回りに釣られて株を買ったのに
減配されて株価も暴落
という苦い経験を私はよくしました。
ひとえに高配当株と言っても、ただ配当利回りが高いものを選ぶのは非常に危険です。
もし、安定した配当を貰い続けたいなら必ずチェックするべき項目があります。
そこで本記事では、安定した配当を得るためのチェック項目と、2024年5月現在の高配当株を10銘柄紹介します。
安定した配当金を得るためのチェック項目
高配当投資をする際に、利回りだけで銘柄選定するのは非常に危険です。
せっかく配当目的で買ったのに、減配されてしまったり、最悪の場合は無配なんてことも十分にあります。
そうなれば、配当金が無くなるだけでなく、株価も大暴落して損失は甚大です。
そこで、安定した配当目的で株を買う際に、事前に確認するべき2つのポイントについて解説していきます。
配当方針
配当方針は各社で大きく異なりますが、安定した配当を受け取りたいならば「連続増配」もしくは「累進配当」を実施している銘柄を選定するべきです。
- 連続増配とは、毎年配当金の金額を増やし続ける方針のこと。
- 累進配当とは、「減配せず配当額を維持する」もしくは「増配する」方針のこと。
「累進配当」よりも「連続増配」の方が投資家的には嬉しいので、できれば「連続増配」している銘柄を積極的にポートフォリオに組み入れたいです。
そもそも増配というのは、業績拡大しなければ実施できないので、連続増配を実施している企業は「毎年着実に成長している企業」という解釈もできます。
ちなみに、多くの日本企業は「業績連動」の配当方針を取っており、会社の業績が良ければ配当を増やして、悪ければ減配してきます。
これだと安定した配当を受け取ることなんてできないので、安定配当を重視する場合は業績連動の銘柄をポートフォリオから除外します。
配当性向
配当性向とは、利益の何%を株主に配当金として還元しているか示した指標で、目安としては50%以下が望ましいです。
もし配当性が100%であれば、利益の全てを投資家に還元していることになりますが、これは非常に危険な状態です。
と言うのも、利益を使って企業は将来の事業投資を行っていくものなので、「100%還元」していたら、企業成長が見込めなくなります。
そのため、配当性向を抑えて「余力を残す」という観点から、配当性向は50%以下が望ましいです。
ただし、累進配当や連続増配を維持するために、配当性向が50%以上で推移している企業もあります。その場合は60%~70%くらいまで許容してもいいかもしれません。
安定の高配当株10選の紹介
先ほどの2つポイントを見るだけで、危険な銘柄は殆ど除外できます。
ですが、いきなり探すのも時間が掛かるので、私の方で10銘柄ピックアップしてみました。
2024年5月現在で配当利回りが3%以上の銘柄を紹介します。
No. | 銘柄 | 配当利回り | 配当方針 | 配当性向 |
1 | KDDI | 3.17% | 21年連続増配 | 46.7% |
2 | 全国保証 | 3.03% | 11年連続増配 | 39.7% |
3 | 三菱HCキャピタル | 4.72% | 24年連続増配 | 44.2% |
4 | 日産化学 | 3.05% | 11年連続増配 | 59.5% |
5 | ヒューリック | 3.46% | 11年連続増配 | 40.4% |
6 | ライト工業 | 3.10% | 10年連続増配 | 33.1% |
7 | SHOEI | 3.20% | 11年連続増配 | 49.8% |
8 | ジャックス | 3.74% | 累進配当 | 31.7% |
9 | アルプス技研 | 3.21% | 累進配当 | 49.9% |
10 | 稲畑産業 | 3.69% | 累進配当 | 31.9% |
最近では日本株が全体的に上昇トレンドを形成しているので、高配当株は2, 3年前と比べてかなり少ない印象です。
もし、相場全体が暴落するようならチャンス銘柄はどんどん増えるので、その際は別途紹介していきます。
本記事は以上になります。
皆さんの投資に、少しでも参考になれば幸いです。
最後に、私の書いた考察通りに必ず株価が動く訳ではありませんので、その点をご了承いただいた上で、投資の際は自己責任でお願い致します。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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