【KDDI通信障害】それでも株価が上昇した理由は「窓」

記事一覧

2022年7月2日の土曜日に、KDDIの大規模な通信障害が発生し、au・UQモバイル・povoのユーザが通話やデータ通信できない状況に陥りました。

全国的にニュースでも報道されて話題になっておりましたが、投資家・株主の皆さんとしては週明けの株価が心配になりましたよね?

しかし、週が明けて株価の動きを見てみると、月曜日は-1.7%、火曜日は+1.5%と値動きが推移し、下がるどころか反発する状況になっております。


一体なぜ上がったのでしょうか?


私はチャートの「窓」が要因と考えております。

つまりは、テクニカル的に反発しただけ。

本記事では悪材料が出たにも関わらず、上昇した今回の理由について解説していきます。

「窓」と株価の関係性

そもそも、「窓」って一体何なのか?

というと、ローソク足とローソク足の間に生じる空間のことです。

窓が生じることを「窓を開ける」と言った表現をしますが、

窓を開けて株価が上昇することをギャップアップと呼び、窓を開けて下落することをギャップダウンと呼びます。

下のチャートは、KDDIの通信障害が発生する前日から2ヵ月遡ったものですが、このチャートではギャップアップが発生していたことが分かります。


窓開け後に、窓を開ける前までの価格に株価が戻ることを「窓埋め」と言った表現をしますが、この窓埋めには重要な傾向があり、

ギャップアップしてから窓埋すると反発しやすく、ギャップダウンしてから窓埋めすると反落しやすい傾向があります。


では、ギャップアップしたKDDIのチャートが、その後どうなったか見てみましょう。

通信障害が7/2(土)に発生し、週明け最初の営業日7/4(月)には大きく株価を下げて窓を埋めてます。

しかし、この窓埋めと同時に株価は大きく回復し、7/4は長い下ヒゲ陽線で引けております。

そして翌日以降、通信障害という悪材料が無かったかのように株価は上昇を続けていることが分かります。

という傾向通りのチャートになっております。

つまり、ギャップアップから窓埋したタイミングで反発すれば買いチャンス

と言うことになります。

ただし、窓埋めしても反発しない場合は下落が続く可能性が高いので注意しましょう。


私は短期投資として、この窓埋めを狙うことが多いので

皆さんの投資の参考になれば幸いです。

まとめ

悪材料が出たとしてもテクニカル的に反発することは多々あります。

今回の通信障害もその一例で、窓埋めしたタイミングでテクニカル的に反発が見られております。

その傾向を利用して図のように、窓埋め後に反発したのを確認してから買いを入れることで

短期投資での狙い目になる思います。


窓についてはこちらの記事でも詳しく解説してますので、ご参考下さい。

コメント

タイトルとURLをコピーしました