築古の戸建てだと、加入できる火災保険会社は少ないです。
築浅の戸建てと違って、築古だと漏電や放火によって火災のリスクが高くなります。
そのため、火災保険への加入が不可欠なわけですが、最近は保険会社の加入基準が厳しくなっており、築古物件の場合は加入できないケースが多いです。
そこで、本記事では築古でも加入可能な、火災保険について紹介していきます。
自分で住む場合でも、賃貸で貸し出す場合でも要件は同じなので、築古で困っている方は必見です。
オススメの保険会社は全労災と東京海上
早速ですが、オススメの保険会社は全労災と東京海上です。
そもそも築古になると、この2社くらいしか加入できません。笑
私は築45年の戸建てを買ったのですが、ほとんどの会社で加入できず、この2社に行きつきました。
以下のようなメリット・デメリットを把握したうえで、結果的に東京海上の「住まいの保険」に加入してます。
全労災 | 東京海上 | |
メリット |
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デメリット |
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この詳細について次のパートで解説していきます。
全労災「住まいる共済」はコスパ最強で、築年数に制限無し
全労災の火災保険「住まいる共済」は年間費用も安く、どんな築古でも加入が可能です。
建物面積など条件にもよりますが、火災に加えて風災・水災の保険がセットで年間2万円くらいと、かなりコスパが良いです。
しかも、全労災の場合は築年数を見ないので、たとえ築100年でも加入できます。
コスパ重視の人には、これほど頼もしい保険はありません。
しかし、住まいる共済には人が家に住んでないと加入できないという条件があります。
自分が住むなり、賃貸で誰かに住んでもらえば加入できますが、空き家の加入は認められてません。
築古の場合、家を購入 → リフォーム → 居住 という流れが一般的ですが、リフォーム期間中であっても住まいる共済には加入できません。
業者との打ち合わせや、施工期間を考慮するとリフォームは大体2ヵ月くらい掛かるので、その期間に火災が起きてしまうリスクも十分に考えられます。
コスパが良い分、空き家は加入できないというのがデメリットと言えます。
東京海上「住まいの保険」は築古の空き家でも加入できる
東京海上「住まいの保険」であれば、築古の空き家でも加入できることがメリットです。
家を購入後すぐに保険適用できるため、空き家のリフォーム期間中でも火災リスクを回避できます。
全労災よりも割高なのがデメリットで、風災・水災の保険無しで、火災のみ保険適用とした場合、年間4万7000円くらいでした。
私は賃貸目的で戸建てを購入していて、入居者が決まるまでの空き家期間で、万が一火災が起きてしまうことを心配して、値段は高くても東京海上の「住まいの保険」にしました。
途中解約で保険会社の変更も可能
火災保険は途中解約が可能で、日割りで返金されます。
契約時に1年ないし、数年分の保険料をまとめて支配ますが、後から別の保険会社に変えたいときは契約中の保険を解約すれば、日割り計算で返金されます。
なので、例えば空き家期間中は東京海上の火災保険に加入して、人が住み始めたタイミングで全労災に変えれば、コスト削減することができます。
ただ私の場合は、賃貸用で戸建て物件を拡大させていく予定なので、今後も東京海上と付き合いがあることを考えて、解約せずに1年契約の満期まで使うつもりです。
2年目以降は全労災に切り替えて、コスト削減という方針です。
火災保険の解約は、持ち家・賃貸に限らずできますので参考になれば幸いです。
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