本日、自民党総裁選が終了し自民党の総裁は石破氏に決定しました。
投資家からすると最悪のシナリオです。
石破氏に決定した瞬間、投資家は強烈に拒否反応を示す格好となりました。
- 為替相場は3円の円高
- 日経平均の先物市場は2200円超の下落
となって、早くも石破ショックと揶揄されている状況です。
直前まで高市氏が優勢だったため、その落差に失望の声が飛び交っています。
なぜ投資家は失望し、株価は暴落しているのか?
その理由について解説していきます。
株価暴落!石破ショックの理由
石破氏の総裁決定を受けて、日経平均の先物は2000円超の下落を呈しました。
その石破ショックの理由は、金融所得課税や法人税、更には所得税を引き上げると発言していたためです。
金融所得課税とは、株式の売却益や配当から得られる収益に対して税金を掛けることで、現在は20%の税率となっていますが、これを引き上げるということです。
この発言後、批判が相次いだため「1億円超の富裕層に対象する」という旨に言論修正してますが、富裕層が海外流出するリスクになるため、悪手に変わりありません。
しかも、個人だけでなく法人の税率も引き上げるとなれば、当然企業の業績は悪化します。
業績が悪化すれば株価は下がりますし、減配の可能性もあるので、投資家にとっては地獄の2重苦です。
このように個人と法人に対する増税スタンスが経済を冷え込ませるという警戒感を与え、株価は急落しています。
そして、こちらが日経平均先物の1分足のチャートです。
石破氏の当選確定後、投資家の強烈な拒否反応がチャートに現れて暴落しています。
決選投票前は、金融緩和スタンスの高市氏が優勢だったため、チャートはお祭り状態で上昇していました。
「もしかして高市新総裁になるのでは!?」
誰もがそんな期待をしていました。
が、、蓋を開けてみると「石破氏に決定!!」という、投資家にとって天国から地獄の結果に…
この落差の激しい結果に失望売りが殺到し、日経平均先物は急落となったようです。
ちなみに、日本株は約70%が海外投資家の資金で動いていることを考えると
海外勢にも石破氏は経済オンチだと映って見えるようですね。。
今後の予想と投資戦略
今後の株価ですが、週明けの月曜日は大幅安で始まり、その後1, 2ヵ月くらいは上値が重い展開を予想しています。
つまり、忍耐強さが求められる期間が続くと思っています。
ただし、米国株が上昇して牽引してくれたり、NISAを拡充した岸田首相のように石破氏が政策転換をすれば、新値ブレイクも可能性もあるので、株を全て手放すのは厳禁です。
むしろ総悲観な状況なので、資金力に余裕があれば週明けの大幅安で買い増ししたいところです。
ちなみに私は日本株は売らずに、ひたすらホールドを継続する方針です。
一方で、積立投資をしている米国のVTIやオルカンは継続して購入をするつもりです。
余談ですが、石破氏は経済に関しては感覚が欠如していると思いますが、防衛力の強化や地方創成といったポジティブな政策もあります。
あとは経済面だけ何とかしてくれれば応援したいんですがね…
本記事は以上になります。
皆さんの投資に、少しでも参考になれば幸いです。
最後に、私の書いた考察通りに必ず株価が動く訳ではありませんので、その点をご了承いただいた上で、投資の際は自己責任でお願い致します。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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