10/24に半導体株の上昇を予想し、こちらの記事でアドバンテスト(6857)とSUMCO(3436)の短期投資について紹介しました。
予想は大当たりで、以下のように爆騰しましたが、週明けの12/5に、私は一部利確をする予定です。
- アドバンテスト:+2200円(30%上昇)
- SUMCO:+188円(10%上昇)
では、なぜ利確をするのか?
その理由を解説していきますので、皆さんの今後のトレードに役立つ情報を発信したいと思います。
現在も強い値動きを続けていますが、さっそく買った理由、結果のハイライト、利確する理由を解説していきます。
購入理由:SOX指数と半導体株の相関性
まず、12/4現在のSOX指数のチャートですが、このようになっております。
前回のおさらいですが、SOX指数とは、米国における半導体の設計・製造・流通・販売を行う企業30社の時価総額から算出された指数です。
要するに、半導体の景況感を映した指数のことです。
その指数に、抱き線(包み線)と呼ばれる、底打ちシグナルが出たことで、半導体の短期的な買い予想をしました。
抱き線(包み線)とは何か、こちらの記事で詳しく解説してます。
✓半導体株との相関性
SOX指数が、日本の半導体株の値動きを左右することも前回解説しましたが、現在の相関性を見てみましょう。
こちらのチャートは日本の半導体株の代表とも言える、東京エレクトロンとSOX指数の比較チャートになります。
チャートを見ると、東京エレクトロンの株価は、SOX指数とかなり似た値動きをしていて、非常に相関性が高いことが分かります。
「東京エレクトロンだけ、相関性があるだけじゃない?」 と思うかもしれませんが、
下のチャートのように、今回予想したアドバンテスト、SUMCOもやはり非常に相関性が高いことが分かります。
つまり、SOX指数を見ることが、日本の半導体株を予想する上で非常に重要になると言えます。
予想銘柄の結果
予想したアドバンテストとSUMCOの結果を見ていきます。
まず状況ですが、買い予想した10/24に、私は200株ずつ購入していました。
12/4現在は、まだ保有してますが、売却は12/5に半分の100株ずつ行う予定です。
最初にアドバンテストの結果です。
- 購入日:7350円
- 現在株価:9550円
- 上昇価格:+2200円
- 上昇率:+30%
次にSUMCOの結果です。
- 購入日:1861円
- 現在株価:2049円
- 上昇価格:+188円
- 上昇率:+10%
どちらも、暴騰して非常に良い結果だったと思います。
まだ、上昇の余地はあると考えてるので、全ては売らず一旦は半分の利確です。
では、なぜ利確するのか、説明していきたいと思います。
利確する理由
利確する理由は以下の2点です。
- チャートで抵抗線が控えていて、上値が重いと予想されるため
- 1ヵ月~2ヵ月程度の短期投資を前提に、購入したため
✓上値抵抗線の存在
まず最初に、抵抗線について解説してきます。
こちらは、冒頭でも説明した、日本の半導体株価と連動しやすいSOX指数のチャートです。
SOX指数が2800ポイント付近で、反転・反発を繰り返しているので、ここが上値抵抗線となって下落しやすくなると予想してます。
では、今回予想した2銘柄のチャートも見てみましょう。
まず、アドバンテストですが、上値抵抗線が9500円付近にありますので、上値が重い展開が予想されます。
しかし、過去のチャートから10000円の到達余地もあると考えれば、ここで全ては売らず半分の利確が適切と考えました。
次に、SUMCOのチャートです。
こちらも上値抵抗線があって、2100円付近から軟調な展開が予想されます。
SUMCOは2400円付近まで上昇余地がありそうなので、アドバンテストと同様に、全ては売らず半分の利確が適切と考えます。
✓短期投資が前提の投資
今回は長期ではなく、1ヵ月~2ヵ月の短期投資が前提でしたので、今がちょうど売り時になります。
非常にシンプルな理由ですが、これも重要なテクニックです。
チャート分析と違ってメンタルコントロールな側面ですので、軽視してしまいがちですが、買ったときの根拠とストーリーは強く持つべきです。
「まだ上がるかもしれない!」と思って、ズルズル持てば、結果的に大損。なんてことは何回もあったので、私は短期と決めたらキッパリ売るように心がけてます。
もちろん、長期前提であれば、目先の株価に左右されず、何年もホールドすることが大切です。
まとめ
SOX指数が、ローソク足で底打ちのシグナルである「抱き線」が出現したので、日本の半導体株にも短期的に買いチャンスが到来すると予想しました。
予想は通り株価は上昇しましたが、短期投資が前提であることや、直近のSOX指数に上値抵抗線があるため、一時的に利益確定をする。
というのが今回の内容でした。
いかがでしたでしょうか。本記事は以上になります。
少しでも投資の参考になれば幸いです。
最後に、私の書いた考察通りに必ず株価が動く訳ではありませんので、その点をご了承いただいた上で、投資の際は自己責任でお願い致します。
最後まで御覧いただきありがとうございました。
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