抱き線(上位)

売買シグナル一覧
概要

上昇相場で陽線が出た翌日、この陽線を包む大陰線が出現した形を「抱き線(上位)」と呼びます。ここが転換点となることが多く、買いシグナルとなります。
抱き線のことを「包み線」とも呼びます。

チャートのポイント

①:上昇相場で陽線が出現する
②:①の陽線を包む大陰線(抱き線)が出現する 

補足

抱き線(包み線)とは、前日のローソク足が、翌日のローソク足の中に収まっている状態のことを言います


大陰線の実体に陽線が収まらないと抱き線とならないのでシグナル不成立

実際のチャート】ファーストリテイリング(9983)

2021/3/2 に抱き線(上位)が出現してます。

上の5ヵ月 チャートを見ると、上昇相場で抱き線が発生した 3/2 を境に、チャートが下落し始めていることが分かります。
ここでもう少しチャート範囲を広くして、抱き線(上位)が発生するまでの上昇していた期間を確認してみましょう。

上の1年チャートを見ると、11ヶ月間の長期に渡り上昇相場が続いたところで、抱き線(上位)が出現していることが分かります。
次はさらに範囲を広くして、線チャートで見てみましょう。

上の5年チャートを見ると、過去最高値を更新したところで抱き線(上位)が出現し、その日を境に下落相場が続いています。(本記事を書いている 2022/1/7 現在まで下落相場が続いてます)

◆注意:シグナル発生から3日間は待って様子を見ること

今回紹介した 2021/3/2 の抱き線が出現する前に2度、抱き線が発生しておりました。
(陽線のヒゲが、陰線の実体からはみ出ていて綺麗な抱き線の形ではありませんが)
この時のファーストリテイリングは上場来最高値を更新し続けており、売りシグナルが発生しても、上昇し続けておりました。
どんな分析でも100%未来を当てることは不可能なので、空売りを仕掛ける場合は、シグナル発生後から最低3日は待ちましょう。予想外に上昇する可能性は十分あります。
ただし、シグナル発生によって買いポジションを利益確定するなら待つ必要はないと思います。

類似パターン

落相場で出現した陰線を陽線が包み、下位で「抱き線」を形成するパターンは、買いシグナルになります。


下落相場で陽線を包む抱き線が形成されたパターンを最後の抱き線(下位)」と呼び、翌日に上寄りの陽線が出現すれば、買いシグナルになります。


上昇相場で陰線を包む抱き線が形成されたパターンを「最後の抱き線(上位)」と呼び、翌日に下寄りの陰線が出現すれば、売りシグナルとなります。


ローソクの基本について学びたい方は、下記リンクをご参考下さい。

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