最後の抱き線(上位)

シグナル一覧

概要

上昇相場で陰線が出た翌日、この陰線を包む大陽線が出現した形を「最後の抱き線(上位)」と呼びます。翌日に下寄りの陰線で引けるか、もしくはカブセ線が出現した場合は売りシグナルとなります。
大陽線がいかにも強そうに見えますが、買い勢力が出尽くし天井となる場合が多いです。
ちなみに、抱き線のことを「包み線」とも呼びます。

チャートのポイント

【売りパターン1】
①:上昇相場で陰線が出現する
②:①の陰線を包む大陽線(抱き線)が出現する
③:下寄りの陰線が出現する(陰線の終値よりも、陽線の始値が高い状態)  


【売りパターン2】
①:上昇相場で陰線が出現する
②:①の陰線を包む大陽線(抱き線)が出現する
③:カブセ線が出現する

 

補足

抱き線(包み線)とは、前日のローソク足が、翌日のローソク足の中に収まっている状態のことを言います


大陽線の実体に陰線が収まらないと抱き線とならないのでシグナル不成立


最後の抱き線の翌日、上寄りの陽線となった場合は続伸する可能性が高いため、空売りはNG

実際のチャート】三菱商事(8058)

実際に 最後の抱き線 が発生した過去の事例を紹介します。
まず結果からお伝えすると以下の通りでした。
・シグナル発生日:2008/5/22
・株価:3910円 → 1000円(74.2%安)
・下落期間:6ヵ月

では実際に売買するにあたってのポイントを紹介します。
お伝えしたいのは以下に記載する①~③の3点です。


① 直近数ヵ月のチャートからシグナルを確認する
下図の5ヵ月チャートを見ると、最後の抱き線 と 下寄りの陰線 が出現しており、売りシグナルが出ていることが確認できます。
レンジは3ヵ月でも6ヵ月でも見やすいのでOKですので、まずは直近数ヵ月の日足チャートからシグナルの有無を確認しましょう。


②:過去数年のチャートから高値圏か安値圏か確認する
下図の5年チャートを見ると、最後の抱き線(売りシグナル)が発生した日は、過去の株価と比較しても高値圏で推移していることが分かります。ちなみに、この当時は上場来高値を更新しておりました。
最後の抱き線は天井を示す売りシグナルなので、株保有者はいつでも売れる準備をして非保有者は買わない姿勢でいることが良いと思います。


③:シグナルが発生してもすぐに売買しない
シグナルは100%ではないので、シグナル発生から数日様子を見て売買の判断をしましょう。
様子見日数に関しては個人の判断になりますが、私の場合では以下のどちらかで判断してます。
・1週間待って下がっていたら売る
・事前に決めた価格帯を下回ったら売る
私なら今回の例では、3400円を売りトリガーの価格として決めます。
下図の矢印で示したように3400円で株価の反転 / 反発を繰り返しているので、この価格が多くの投資家に強烈に意識されていると判断できるので、ここを下回るれば危険と考えます。

今回紹介した 最後の抱き線 は前述した通り、上位(高値圏)で天井を示唆する売りシグナルなのです。以上の①~③項目を実践すれば、不要な買いを避けられたり、利益確定のタイミングを決める材料になると思います。

類似パターン

上昇相場で出現した陽線を陰線が包み、上位で「抱き線」を形成するパターンも、売りシグナルになります。


下落相場で大陰線が陽線を包み「最後の抱き線(下位)」を形成するパターンは、買いシグナルとなります。


下落相場で出現した陰線を陽線が包み、下位で「抱き線」を形成するパターンは、買いシグナルになります。


ローソクの基本について学びたい方は、下記リンクをご参考下さい。

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