概要
下放れて窓を開けた後、窓開けの直前まで回復して価格が戻ってきた場合、その価格帯で上昇の勢いがブロックされ、跳ね返されるように再び下落に転じる傾向が強くなります。
「窓」のことを「空」とも言うことから、このパターンを「戻りは空まで」と呼び、売りシグナルとなります。
チャートのポイント
![](https://over-30-money-hadou.com/wp-content/uploads/2021/08/1-4-1024x810.jpg)
①:下放れて大幅に下落し、窓を開けたチャートになる
②:窓開け直前の価格まで上昇する(窓埋めする)
③:再び下落に転じる
補足
上抜けた場合は買いシグナル
![](https://over-30-money-hadou.com/wp-content/uploads/2021/08/3-1-1024x703.jpg)
窓開け直前の価格で跳ね返されず、その価格を上抜けてさらに上昇した場合、下落相場が壊れ上昇相場に転じる可能性が高まります。
この時は買いシグナルとなりますので注意しましょう。
実際のチャート
下図は、窓埋めしてから反落したチャートになります。
窓埋めで反落してから、再び下落トレンドに転じていることが分かります。
![](https://over-30-money-hadou.com/wp-content/uploads/2022/06/image-27-1024x620.png)
一方で、こちらは窓埋めしても反落せず、上抜けたチャートになります。
上抜けてからは、上昇トレンドが継続していることが分かります。
![](https://over-30-money-hadou.com/wp-content/uploads/2022/06/image-28-1024x648.png)
どちらのチャートもポイントで紹介した値動きをしております。
類似パターン
![](https://over-30-money-hadou.com/wp-content/uploads/2021/08/3-1024x811.jpg)
「 戻りは空まで」とは逆に、上放れて窓開けして、窓開け直前の価格まで下落すると反発する傾向が強くなります。このパターンを「押しは空まで」と呼び、買いシグナルになります。
こちらの記事では、「窓」について基本から詳しく記載してます。
ローソクの基本について学びたい方は、下記リンクをご参考下さい。
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