【利回り3%超】抜群の安定資産AGGが暴落した理由/今後の見通し

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自分の資産を守るためには、株以外にも債券を持つことが重要です。

株式市場が暴落する場面でも、債券は値下がりしづらく、逆に値上がりすることもあるため、守りの資産として活用できます。

債権と聞くと買い方が難しそうに聞こえますが、ETFを活用すれば株と同じように取引ができるので、簡単に債権への投資が可能です。

債権ETFには数多くのETFがありますが、抜群の安定感を誇ることで有名なのはAGGです。AGGは米国の優良債権を中心に分散投資されているため、デフォルトリスクが低く、リスクヘッジとして買われやすいためです。

そんな鉄壁の資産とも言えるAGGですが、2020年の高値をピークに直近2023年に掛けて-30%の大暴落となりました。

過去の平均利回りは2%程度でしたが、その暴落によって直近の利回りは3%超まで達しています。

では、なぜ暴落したのか?今後AGGの見通しはどうなるのか?という観点について、解説していきます。

AGGとは?優良債権に分散投資できる鉄壁の資産

AGGとは「iシェアーズ・コア 米国総合債券市場 ETF」と呼ばれるETFで、世界最大の投資ファンド「ブラックロック」が運用しています。

AGGの主なポイントは以下の3点です。

ポイント
  • 信用力の高い債券に幅広く分散投資されている
  • 価格が非常に安定している
  • 過去10年の平均利回りは2.3%で、経費率は年間0.03%と格安

AGGは下図に示すように、様々な債権に投資しています。

主な投資先は米国債ですが、その他にも政府や自治体が発行する信用力の高い優良債権を中心にバランスよく構成されています。

つまり、AGGを買えばデフォルトリスクが激低な色んな債券に、幅広く分散投資できることになります。

デフォルトリスクが低いということは、安定して利息が得られるということです。

リスクが低い分、価格の値動きも小さく抜群の安定感となっています。

下図は2020年のコロナショック時のAGGと日経平均のチャートを比較したものです。

当時、日経平均は30%以上も暴落したのに対して、AGGの下落率は7%程度に留まりました。

このように、AGGは抜群の安定感を誇るため、株価の暴落時でも安心して保有できる魅力があります。

また、直近10年間の平均で、分配金の利回りは約2.3%くらいで推移しており、低リスク資産にしてはそこそこ高い利回りを貰えます。

下の図は、AGGの分配金を再投資した場合のチャートなのですが、2003年の設定以来ずっと右肩上がりで成長しています。

20年間で+80%(1.8倍)の成長なので、資産の守りを堅めながらも、長期ではリターンが得られます。

経費率は年間0.03%と格安で、仮にAGGを100万円購入したとしても年間300円のコストしか掛かりません。

たったこれだけの経費を払うだけで、優良債権にまとめて分散投資できるなら安いコストです。

以上がAGGのざっくりの説明になりますが、株式の暴落に備える守りの資産として世界中の投資家に買われています。

AGGはなぜ暴落した?

AGGは抜群の安定感があると解説しましたが、2020年の高値をピークに2023年現在に掛けて-30%の大暴落を記録しました。

リーマンショックの時でも17%程度の暴落でしたが、それ以上の暴落ということで債権市場は悲観ムード一色となり、なんと利回りも3.2%まで上昇しました。

正直ありえないくらいの高利回りです。

なぜここまで暴落したのか?

その理由は、米国中央銀行(FRB)による金利引き上げが原因です。

債権価格と金利はシーソーのような関係となっており、金利が上がれば債権価格は下落します。

逆に金利が下がれば、債券価格は上昇すると言った関係性となってます。

FRBは金融緩和の反動で発生したインフレを抑制するために、急速に金利を引き上げることで金融引き締めをしてきました。

その急速な金利上昇の煽りを受けて、債券価格は軒並み暴落して、AGGも暴落すると言った背景となってます。

そもそも事の発端は、中国 武漢発のコロナウィルスによるもので、世界中がパンデミック陥ったことで株価は未曽有の大暴落に見舞われたことは記憶に新しいと思います。

その緊急措置として、米国では大規模な金融緩和を実施して、市場に大量のお金を投入して株式の下落を無理やり止めました。

結果的に、株式はV字回復を果たしたのですが、お金をバラマキ過ぎた反動で、お金の価値が希薄化してインフレが加速する事態となったことが一連の騒動です。

AGGの今後の見通し

あくまでも私の予測なので確実性はありませんが、AGGは今後大きく上昇する可能性が高いと見ています。

というのも、FRBが2022年3月から行ってきた急速な利上げがようやく終了し、つい先日の2023年12月の会合では、これまでの利上げ強硬姿勢から一転して、なんと利下げ(金融緩和)の可能性を示唆するサプライズとなりました。

裏を返せば、「債券の価格をこれから上昇させるよ」と米国の中央銀行が言っているようなものです。

もともと10月あたりから、金利の現状維持を示す据え置き観測が浸透してきていて、債券価格のボトムがチャートにも表れていました。

しかし、まだ不透明感が残っていて11月は探り探りの上昇となっていましたが、12月の金融緩和示唆のサプライズによって、一気に急騰しています。

この2年間の暴落の中で債券市場は悲観一色になっていて、米国の銀行は何社か破綻しましたし、「米国債券はもうオワコン」とか「債権投資は時代錯誤」など、ネットやメディアでも大騒ぎしていました。

先述した通り、リーマンショック以上の暴落率を記録しているので、誰もが悲観になるのは当然です。

ですが、私はこの2年間AGGとEDVを積極的に買い向かったことで、「値上がり益」と「配当」の両取りに成功しています。

こちらの記事でも紹介していますが、EDVというのは米国の長期国債ETFで、AGGと同じく金利とは逆の値動きをする性質があります。

ただし、ここまで強気の発言をしてきましたが、慌てて全力投資することは絶対にやめて下さい。

投資に100%は存在しません。

仮にFRBが方針転換して、利下げを行わなければ米国債券は再び暴落すると思います。

常にアセットアロケーションを意識して、バランス良く投資して下さい。

私はまだ買う予定ですが、暴落しても立て直しが可能な範囲内に留めます。

それでは皆さん、良き投資ライフを。

本記事は以上になります。
皆さんの投資に、少しでも参考になれば幸いです。
最後に、私の書いた考察通りに必ず株価が動く訳ではありませんので、その点をご了承いただいた上で、投資の際は自己責任でお願い致します。
最後まで御覧いただきありがとうございました。

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